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カズノコとタラコなどの卵の硬さ
《雑学》

カズノコ、タラコ、スジコ、イクラ、とおいしい魚の卵は沢山あるが、食感がかなり異なる。
これは、卵の硬さの違いによるものとも考えられるが、なぜこんなに違いがあるのか。

これは、魚の産卵の状況を理解すると、納得する。

カズノコ (数の子)
カズノコの母親はニシンであるが、食用にはニシンの卵巣を塩漬けにしたり乾燥させたりしたものを利用している。
母親が卵を産みつける場所は、浅い海や岩場近くにある海藻(カイソウ)と決まっている。
海藻は、岩場にたたきつけられることもあるので、卵がダメージを受けないようにと、カズノコの卵膜がしっかりと出来ている。
※正月のおせち料理で、子孫繁栄を表すものとして珍重される。

タラコ (鱈子)
タラコの母親はタラであるが、タラコはタラの卵巣で、主にスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものをタラコという。
母親のタラは水深100m~300mほどの水中に1粒ずつ卵を産み落としていく。
卵はフワフワと漂って海面近くに浮上して、孵化(フカ)する。
そのためにタラコは柔らかく出来ている。

スジコ (筋子)
スジコの母親はサケやマスであるが、食用のスジコは卵巣を塩漬けにしたもの(未成熟卵)。
サケやマスは、川底の砂泥(サデイ)に卵を産みつける為に、砂で傷つかない程度の硬さになっている。

イクラ
イクラの母親はサケやマスであるが、卵巣膜に入っているスジコに対し、成熟した卵を一粒ずつ離したものをイクラという。

※人工食材のイクラも多いが、お湯に入れて白く濁るのが本物で、ニセモノは濁らないとのこと。

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【2008/08/27 21:39】 | 雑学 | トラックバック(0) | コメント(0)
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