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風呂屋の建物
《雑学》

歌舞伎座が老朽化のために立て替えると発表されたが、29階建でオフィス棟と瓦屋根などの一部外観を残した劇場との複合施設になるらしい。

松竹側は現在の歌舞伎座のイメージを大切にしようとしたが、石原都知事による「風呂屋の建物は嫌いだ」という発言で、知事好みのすっきりした味気ない高層ビルの外観に決まったという。(※発言には少し解釈を加えたもの。)
しかし、風呂屋建築の愛好者も多かったらしく、非難の声もある様な…。

――
確かに昔からある風呂屋(銭湯)は、みな歌舞伎座に似ているかもしれない。
しかし石原都知事の好みには合わなかったかもしれないが、風呂屋の建物には由緒あるいわれがある。

1923年(大正12年)に関東大震災が起こり、関東地域に大被害をもたらしたが、多くの風呂屋もこわれてしまった。 それを再建しようとした大工の中に宮大工の技術を持った人物がいて、お寺のような風呂屋を建築していったというもの。
お寺の建物は地震に強いので、再びこわれることがないようにという願いをこめてか、自分の専門分野の建築しか建てられなかったのかはわからないが、お寺のような豪華で立派な風呂屋が評判になり、寺のような外観の風呂屋が全国に広がっていったという。

つまり風呂屋の建物とは、宮大工が建てた豪華で立派なお寺のような建築物であった。
あの「風呂屋発言」は宮大工とお寺を少し侮辱していないだろうか?
少し考え過ぎか…。

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【2009/02/10 21:22】 | 雑学 | トラックバック(0) | コメント(0)
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